※実際の会話は英語だったため、全員が関西弁を話すわけではありません。 あくまで僕の頭の中での翻訳です。あらかじめご了承ください。
<出身>
<ブランカとの出会い>
ブランカとはサンフランシスコで宿泊先のホステルで出会いましたが、他の人とは出会い方が違いました。
ある晩にホステルに戻って部屋に入ったところ、ブランカがそこにいました。僕は男のみの部屋を予約していたはずですが、彼女はどうみても男ではありません。彼女は怪訝そうに「ホンマにこの部屋なん?」と尋ねてきました。僕は部屋の鍵を見せながら「うん、せやで。」後で分かったことですが、あれは僕らではなくスタッフのミスでした。間違って混同してしまったようです。何はどうあれ、そうやって僕らは出会いました。結局彼女は部屋を替えましたが、それまでは結構長いこと部屋でしゃべってました(笑)
もしそんなことがなかったら彼女と知り合うこともなかったと思うので、今でもおもしろいなと思います。
<ブランカってこんな人>
思うにブランカには2つの特徴があります。すなわち「冒険心」と「せっかち」。
彼女は新しく人と知り合うのが大好きで気後れするところがありません。友達を人に紹介するのが上手いっていうのがいいですね。きっと会話の中で相手が言ったこと、興味関心があることや夢を覚えているからでしょうね。その内容が彼女の中で一致したときに、「ピーン!」と友達同士をマッチングしてしまうんだと思います。彼女はいつもグループの中心にいて、彼女と共に周りは笑顔になります。だからといって彼女がリーダータイプなわけではありません。周りに自然と人が集まってくるので、みんなにとっては太陽みたいですね。
先ほど彼女が「せっかち」だと言ったのは、もちろんいい意味です。決断がとにかく早い。即断即決。たぶん時間を無駄にするのが極力嫌いなんでしょう。即断即決は性格とも言えますが、それができるのは彼女の中で今必要なものが何なのかはっきり分かっていることだと思います。彼女の人生は常にジグソーパズルをやっているようなものです。彼女は旅をしながら今自分が必要としているピースを探しています。単純なように聞こえますが、なかなか簡単にはできないことです。それが僕が彼女を尊敬する所以です。
<印象的なエピソード>
ここでは彼女の人柄を表す2つのエピソードを紹介します。
あるときサンフランシスコに住んでいる僕の男友達が連絡してきました。「友達が一時的に帰国するから、その間家を確保してくれる人を探している」とのことです。僕には必要なかったので断りましたが、ブランカに話したところ「喜んで」との返事が返ってきました。先述のとおりそれは一時的なアパート暮らしでしたが、自分のスペースができたとブランカはたいそう喜んでいました。その一時帰国予定だった彼にブランカと共に会い、鍵を受け取った後に部屋を出ました。実はドアには2つ鍵がついていたのですが、ブランカは用心深いので念を入れてロックを内側からかけてドアを閉めました。実はブランカがかけたロックは、預かった鍵で開かない方でした…チーン。数分で締め出された2人。その彼はもう去ってしまったので電話をしながら僕が試行錯誤している横でブランカはアタフタしています。電話をしているのは僕で指示に従ってガチャガチャやっている横でああだこうだと言っています。皮肉にも僕は鍵を開けながら彼女の口に鍵をかけなければならなかったんですよね(笑)
問題が解決した後に、ブランカが言いました。「落ち着かせてくれてありがとう」…気が散ってしょうがなかったからね(笑)
もう一つのエピソードはブランカが僕に友達を紹介してくれたときのものです。みなさんはミートアップって知っていますか?
ミートアップとは新しく人と会う機会を提供してくれるウェブサイトです。海外に出たら友達作りにぜひ活用してみてください。
ブランカは本当にそのミートアップが大好きで、よくそのイベントに参加して友達をたくさん作っていました。ある日ブランカがミートアップのイベントからホステルに帰ってきてしきりに言ってきました。「日本が大好きなスペイン人に会ったから絶対紹介するわ。」毎日毎日言ってくるのでとうとうそのイベントに参加して彼に会いました。今や彼と僕はめちゃくちゃ仲のいい友達です。その彼をいつかこのブログで紹介できたらいいなと思っています。友達は誰でも作れるかもしれませんが、彼はとてもユニークで興味深い人柄だったので、そのような人を紹介してもらえたことはとてもラッキーでした。これがブランカがブランカたる所以です。
<ブランカは今…>
ブランカはすでにバルセロナに戻って新たな道に進んでいます。彼女の旅はサンフランシスコで終わりかもしれませんが、残っているパズルのピースを人生を謳歌しながら探し続けていくことでしょう。ときどき彼女がどこにいるか尋ねてみてください。きっとスペインにはいないでしょう。
ブランカ、また会えるを楽しみにしてんで!またサンフランシスコか、じゃなかったらまた世界のどこかで!グラシアス、アミーゴ!

“Enjoy Voyage” とは