※実際の会話は英語だったため、全員が関西弁を話すわけではありません。 あくまで僕の頭の中での翻訳です。あらかじめご了承ください。
<出身>
<ティムとの出会い>
ルームメイトの一人、アモグが「親友がサンフランシスコに来るねん」とずーっと言うもんで、僕もその親友に会うのがとても楽しみでした。ある日僕があるパーティのイベントに行くよと彼を誘ったところ、じゃあ例の親友がもうサンフランシスコにいるから誘うでってことになりました。その親友というのがクリストです。彼は彼の親友であるティムと訪れていました。
こうして僕はティムと出会いました。
今でもティムと初めて会って話をした日を覚えています。僕らはお互い今やっていることやこれまでの経歴やサンフランシスコについて話をし、とても会話が進みました。ティムはとても優しく、その柔和な笑顔のおかげで快適に時間を過ごすことができました。
その時にティムが僕に言ってくれたことが、他の日本人と比べて分かりやすくて自然な英語を話すね、ということでした。そう褒めてもらうとやっぱり嬉しいものですね。まだまだ英語に苦労して勉強することばかりですが、それを励みにもっと頑張ろうとやる気にさせてくれた言葉でした。
<ティムってこんな人>
ティムを表すなら、「風船」のような人ですね。
風船を膨らます時を想像してみてください。息を少しだけ吹き込めば風船は少しだけ膨らみますよね。大きく息を吸い込んで思いっきり息を吹き込めば、風船は大きく膨らんでくれます。
当たり障りのない会話をすると、ティムは適切にまたそれを面白おかしく返してくれます。世界情勢や政治、ビジネスなどずっしり重たい話を持ち込めば、きっとティムがどの分野についても持っているその知識の多さ、そして彼の知能の高さに驚かされるでしょう。
それだけではなく、ティムはただの「風船」ではとどまりません。その風船をありったけの力を込めて思いっきり膨らませてみてください。その「風船」は「気球」となり、あなたをまだ見たことも想像させしたこともないところへ連れていってくれますよ。
ティムと話をすればきっとその意味を分かってもらえると思っています。ティムは僕らがまだ見たことも聞いたこともないような情報を教えてくれます。あなたを驚かせてくれること間違いなしです。
ティムの保持する知識データベースはまさに”底なし”。風船から気球を作ろうと想像したらどれだけ大変なことかお分かりいただけるかと思います。僕自身、ティムからたくさんのことを学び、ティムという気球にすでに様々なところへ連れていってもらいましたが、まだまだその気球は十分大きいとは言えません。次に会うときまでに、もっともっとその気球を膨らませられるだけの人間になりたいと思っています。そしたらもっとすごいところを見せてくれるのでは、とワクワクしています。
もう一つ、ここでお伝えしておきたいことが、ティムのその「目力」です。
話している最中のティムのその目力の強さは、まるで相手をがっちり掴んで離さないかのようです。決して怖さを覚えるような強さではなくアイコンタクトそのものはソフトで優しいものですが、相手が話している際は決して目をそらさず相手を話が終わるまで相手をしっかり目で捉えてくれます。
ティムはとてもいい聞き役になってくれます。いつも相手の話を真剣に聞いてくれるだけにとどまらず、相手に関心・興味を持ってくれ、相手のことやその真意を知ろうと必ずいくつか質問をしてくれます。
それがティムが僕に実際にしてくれたことです。彼と話をするのはそれはもう楽しいものでした。あなたもきっとそう思いますよ。
<印象的なエピソード>
※ ティムとクリストとはほぼずっと一緒に行動をともにしていたので、ここでご紹介する話はクリストの記事と分けていこうと思います。ぜひクリストのページにも訪れて、それぞれの話を合わせて一つの物語としてお楽しみください。
ある日、ティム、クリストと僕はChipotleというところでブランチをともにしました。僕はたいていそこではブリトーを注文するのですが、ティムがとってもタメになる情報を教えてくれました。ブリトーではなく、ボウルという方法で注文すれば、ほぼ同じ内容のものが安く、またより中身の多いものとして注文できるというのです。その日は大パーティに行く日だったので、飲みまくるのに備えてたくさん食べておく必要がありました。ええ、それはもうボウルのおかげでたらふく食べましたね(笑)。
(※パーティについてはこちらを参照)
僕らはそこでもお互いの好きな映画やドラマ、本についてたくさん話をしました。
ティムはワインにとても精通しています。
ある日、僕らは友達に呼ばれ、Alioto’sというレストランで夕食をともにしました。そこで僕らがワインを注文した際、ティムがワインをいただく際の手順を教えてくれました。まず初めにワインの色をチェックし、そしてワインの香りをたしなみます。そしてワイングラスを円を描くように回し、立てたワインの波にグラスの内側にできた輪っかをチェックしてワインの質を確認します。その輪っかからワインの雫が滴るスピードによって質がわかるそうです。雫が落ちるのが遅ければ遅いほどしっかりとしたワインだそうです。ワインを味わう際も、すぐに飲み込むのではなく、口の中にしばらく留めておくのだそうです。ティムが言うには、ワインを味わう際には持っている感覚すべてをフルに使う必要があるということです。やっぱりワインは奥が深いんですね。
何がすごいって、僕らがその次の日にナパバレーに行くことにしたことです。そのたった一日の旅はそれはもう素晴らしいものでした。僕らは前日にティムに教えてもらったことをすべて試してみました。たった一日ですべてをマスターするのはなかなか難しいものですが、興味深い経験になったことは間違いありません。ティムがそのワインテイスティングをよりよいものにしてくれました。行く先だけでなく、誰と行くかがやはり大切なことだなと改めて教えられた気がしました。
ナパバレーを訪れた翌日、レンタカーショップへ車を返却した帰りに朝食をともにしました。話が弾み、ティムは彼の家族や今は亡き美しきペット犬のトミー、そしてティム自身の歴史の写真をみせてくれました。その写真ひとつひとつに写っていたティムの顔は人生を本当に楽しんでいるようでした。
最後に、ティムが教えてくれた歌を一曲、ぜひみなさんにご紹介したいと思います。
とにかくこのPVをみてください!そのど迫力に度肝を抜かれます!これはもう見るための曲ですね。
これを教えてもらってから、毎朝これを観ずにはいられなくなってしまいました(笑)。
ぜひお楽しみください!
<今、皆さんに声を大にして伝えたいこと>
ティムが去ってしまった今、そのことをとても寂しく思っています。
一緒に過ごしたのはたった2週間という短い時間でしたが、とても中身の濃くこれ以上ない思い出をたくさん作ることができました。最初はスパークが走ったかと思ったのは初めだけで、その後はもう毎日が雷に打たれたような心地でした。
ティムは本当にたくさんのことを教えてくれ、僕はこれ以上ないほどの刺激を受けました。ティムのように洗練された偉大な人間に僕はこれまでの人生で会ったことがありませんでした。全く想像していませんでしたが、今では本当に心の底からティムのような男になりたいと思います。
ここでぜひとも言いたいことが、できる限り早く今いる国を飛び立って世界各地の人々に会ってみてほしいということです。そうすればきっと世界の大きさに気付きます。日本にいるだけでは、ティムのような人間に会えたとは思えません。あなたの知らない、見たこともないような世界や人々がまだまだたくさんいます。世界に飛び立って、自分自身を驚かせてみませんか?
<ティムは今…>
ティムは今、飛行機に乗って現実世界に戻っていきました。
光陰矢の如し、とはよく言ったものですよね。
ティムと過ごしたひと時ひと時がかけがえのないものでした。
2015の終わりから2016の始まりにかけて、これ以上ないサプライズが待っていてくれていたものです。
ティム、本当にいろいろとありがとう!この出会いに始まる2016年はとんでもない年になりそうや!一緒に過ごした思い出、決して忘れへん!
さよならは言わない。また遊んで議論して一緒に思いっきり笑えるのを楽しみに待ってんで!
次はどこで会えるか全く見当がつかんから、ここは一旦「世界のどこかで」ってことで!!
ピジャーーーーー!!!!!(笑) ← 身内ネタです、すみません。
Keisuke〜!!!!!